タバコやめた

そこそこ長い間吸っていた煙草をやめた。やめた期間は3日。傍から見れば全く信用ならない禁煙発言にとれるだろうけど、実感としてはあぁ俺はもう煙草を吸うことはないな、とという確信と若干の悲しさ、これからに対する喜びみたいなもので溢れている。また吸ってしまうのではないか、やめられないのではないかといった不安はない。勿論軽い離脱症状はあるけど、一種のマゾヒズムを発揮しむしろ楽しんでいると言ってもいい。元々がマゾ気質がたたって煙草を始めたと言ってもいい自分としてはマゾから入りマゾから抜けていく喫煙期間だったと結論付けることができるな。

 

煙草をやめると煙草の煙が嫌いになるっていう話がよくあって、感情論としてはある程度そうなんだけど、そこから嫌煙にシフトするっていうのもやはり失礼な話だし、煙草は煙草で薬物ながら進化を遂げてきた一ジャンルではあるので今吸っている人にもある程度一定の敬意というものを見失わないようにしたい次第だ。脂味にも中毒性はあり、対戦にも依存性はあり、登山にも暴力性は宿っている。

 

やめてみるとこれが随分気分がよく、ニコチンとは体の相性もかなり悪かったのだと思うことしきりだ。頭痛も今のところは症状がないが、頻度が減っただけで種自体は残っているだろうことはある程度想定してかかっている。煙草程度の軽ドラッグをやめた程度のことで持病が全て治ったら苦労はない。

体調面で一番効果として嬉しいのは、集中力、というか集中するということのアプローチの形式が変わったということだ。集中することにリソースを全て費やし、それが終わると火が絶えたように萎んでしまうような性質の集中力が喫煙時だとすれば、平常時は特にリソースを費やしている実感なく喫煙時の最大パフォーマンスを出せているというナチュラルさがある。

このことは格闘ゲームとかやるとすごく顕著で、きついところを無理やり経験値とリソース全投入でごまかしていたところをかなりチャート化して理解できるようになった。瞬発力と持続力の向上。

続いてはカラオケとか行ってみたい。なんか歌下手になってる気がするし、昔に戻すくらいの気力は充分あるので。